コース目次 / 第6章
スマホ対応
スマホの細い画面でも読みやすいように、カードを縦積みに切り替えます。
前の章でスマホから自分のサイトを見た人は、文字がとても小さかったはずです。この章でそれを直します。
今日のゴール
スマホで開くと、いまは全体が縮んで表示されます。この章が終わると、文字がちゃんとした大きさで表示され、横に並んでいたカードが縦に積まれるようになります。パソコンで見たときの表示は変わりません。
ミニ解説その1: viewport の1行
スマホのブラウザには、おせっかいな性質があります。「このページはパソコン用だろう」と勝手に判断して、ページ全体を縮小して表示してしまうのです。だから文字が小さくなります。
これを止めるのが viewport(ビューポート)の1行です。
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1" />意味は「縮めないで、その端末の画面の幅のまま表示して」です。おまじないとして覚えて構いません。ただし、これを書き忘れると次のメディアクエリも効かないので、必ず入れてください。
ミニ解説その2: メディアクエリ
メディアクエリ は、CSS に条件を付ける書き方です。「画面がこの幅以下のときだけ、この見た目を使う」と指定できます。
@media (max-width: 600px) {
ここに書いたCSSは、画面の幅が600px以下のときだけ効く
}max-width: 600px は「最大600pxまで」、つまり 600px以下のとき という意味です。だいたいのスマホがここに入ります。
大事なのは 書く場所 です。メディアクエリは、style.css の いちばん最後 に書きます。CSS は上から順に読まれ、あとに書いたほうが勝つからです。先に書くと、下のふつうのCSSに上書きされて効きません。
ミニ解説その3: 開発者ツールのデバイスモード
毎回スマホを取り出して確認するのは大変なので、パソコンのブラウザにスマホの画面を再現させます。開発者ツール という機能を使います。
開発者ツールにはたくさんの機能がありますが、この章で使うのは「デバイスモード」だけです。ほかのタブは今は無視してください。全部を知る必要はありません。
Mac をお使いの方
Chrome で自分のページを開き、option + command + I を押します。画面の右か下に、ごちゃごちゃした画面が出てきます。これが開発者ツールです。
その中の上のほうにある、スマホとタブレットが重なったアイコンを押してください。表示がスマホの細長い画面に切り替わります。
Windows をお使いの方
Chrome または Edge で自分のページを開き、F12 を押します(効かないときは Ctrl + Shift + I)。画面の右か下に、ごちゃごちゃした画面が出てきます。これが開発者ツールです。
その中の上のほうにある、スマホとタブレットが重なったアイコンを押してください。表示がスマホの細長い画面に切り替わります。
閉じたいときは、もう一度同じキーを押します。
書き写すその1: viewport を足す
<head> の中、<meta charset="UTF-8" /> のすぐ下に1行足します。
<head> <meta charset="UTF-8" />+ <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1" /> <title>はるとの記録</title> <link rel="preconnect" href="https://fonts.googleapis.com" />書き写すその2: メディアクエリを足す
style.css の いちばん最後 に足します。
font-size: 13px; }+ +@media (max-width: 600px) {+.site-header {+ flex-direction: column;+ text-align: center;+}+ +.cards {+ flex-direction: column;+}+ +.container {+ padding: 0 16px 32px;+}+ +h1 {+ font-size: 24px;+}+}書き終わった style.css の全体です。最後にメディアクエリが1つだけ付いた形になっていれば正解です。
body {
background-color: #fbfaf7;
color: #33312e;
font-family: 'Zen Kaku Gothic New', sans-serif;
font-size: 16px;
line-height: 1.8;
margin: 0;
padding: 0;
}
h1 {
color: #4a6b57;
font-size: 28px;
margin-bottom: 8px;
}
h2 {
color: #4a6b57;
font-size: 20px;
margin-top: 40px;
}
a {
color: #b4703a;
}
.intro {
color: #6b665f;
}
.icon {
width: 120px;
}
.site-header {
display: flex;
justify-content: space-between;
align-items: center;
gap: 16px;
background-color: #4a6b57;
color: #fbfaf7;
padding: 16px 24px;
}
.site-name {
margin: 0;
font-weight: 700;
}
.nav {
display: flex;
gap: 16px;
}
.nav a {
color: #fbfaf7;
}
.container {
max-width: 720px;
margin: 0 auto;
padding: 0 24px 48px;
}
.about {
text-align: center;
padding-top: 32px;
}
.cards {
display: flex;
gap: 16px;
}
.card {
flex: 1;
background-color: #ffffff;
border-radius: 12px;
box-shadow: 0 2px 8px rgba(0, 0, 0, 0.08);
padding: 16px 20px;
}
.card h3 {
margin: 0 0 4px;
color: #4a6b57;
font-size: 16px;
}
.card p {
margin: 0;
color: #6b665f;
font-size: 14px;
}
.site-footer {
background-color: #e8e4db;
text-align: center;
padding: 24px;
}
.site-footer p {
margin: 0;
color: #6b665f;
font-size: 14px;
}
.site-url {
margin-top: 4px;
font-size: 13px;
}
@media (max-width: 600px) {
.site-header {
flex-direction: column;
text-align: center;
}
.cards {
flex-direction: column;
}
.container {
padding: 0 16px 32px;
}
h1 {
font-size: 24px;
}
}保存してリロードし、ブラウザの窓の右端をつかんで、横幅を狭めてみてください。 ある幅を境に、カードがすとんと縦に並べば成功です。デバイスモードで確認しても同じことが起きます。
あなたの番
- 文字の大きさを調整してください。 メディアクエリの中の
h1 { font-size: 24px; }の数字を変えると、スマホのときだけ見出しの大きさが変わります。 - 余白を調整してください。
.containerのpadding: 0 16px 32px;の16pxを大きくすると、左右の余白が広がります。 - 直したら 再公開 して、自分のスマホで自分のURLを開いてください。 前の章のURLがここで活きます。今度は読みやすくなっているはずです。
再公開のしかたは前の章と同じで、Netlify の自分のサイトの Deploys タブに mysite フォルダをドロップします。
うまくいかないときは
幅を狭くしてもカードが縦にならない
3つ確認してください。
- メディアクエリが style.css のいちばん最後にあるか。途中に書くと、あとのCSSに負けます。
- 波括弧の数が合っているか。メディアクエリは
@media (...) {の中に、さらに.cards { ... }が入る二重の入れ子です。いちばん外側の}を書き忘れやすいので、ファイルの末尾を確認してください。 - viewport の行があるか。スマホでの確認時は、これがないと効きません。
波括弧の対応が分からなくなった
VS Code で { をクリックすると、対応する } がうっすら光ります。正しく入れ子になっていれば、こういう形です。
@media (max-width: 600px) {
.cards {
flex-direction: column;
}
}いちばん内側から順に閉じていきます。字下げをそろえておくと、目で見て分かります。
スマホで見ても古い表示のまま
再公開(再ドロップ)を忘れていないか確認してください。それでも変わらないときは、スマホのブラウザが古い内容を覚えていることがあります。ページを下に引っ張って再読み込みするか、少し時間をおいてから開き直してください。
こうなっていればOK
うまくいかないときは、この章の完成ファイル一式(ZIP)をダウンロードして続きから進めても大丈夫です。
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