コース目次 / 第6章

スマホ対応

スマホの細い画面でも読みやすいように、カードを縦積みに切り替えます。

目安 約55分この章のゴール: スマホで見ても文字が読めて、カードが縦に並ぶようになる
お使いのパソコン
手順とスクリーンショットが切り替わります

前の章でスマホから自分のサイトを見た人は、文字がとても小さかったはずです。この章でそれを直します。

今日のゴール

スマホで開くと、いまは全体が縮んで表示されます。この章が終わると、文字がちゃんとした大きさで表示され、横に並んでいたカードが縦に積まれるようになります。パソコンで見たときの表示は変わりません。

ミニ解説その1: viewport の1行

スマホのブラウザには、おせっかいな性質があります。「このページはパソコン用だろう」と勝手に判断して、ページ全体を縮小して表示してしまうのです。だから文字が小さくなります。

これを止めるのが viewport(ビューポート)の1行です。

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1" />

意味は「縮めないで、その端末の画面の幅のまま表示して」です。おまじないとして覚えて構いません。ただし、これを書き忘れると次のメディアクエリも効かないので、必ず入れてください。

ミニ解説その2: メディアクエリ

メディアクエリ は、CSS に条件を付ける書き方です。「画面がこの幅以下のときだけ、この見た目を使う」と指定できます。

@media (max-width: 600px) {
  ここに書いたCSSは、画面の幅が600px以下のときだけ効く
}

max-width: 600px は「最大600pxまで」、つまり 600px以下のとき という意味です。だいたいのスマホがここに入ります。

大事なのは 書く場所 です。メディアクエリは、style.cssいちばん最後 に書きます。CSS は上から順に読まれ、あとに書いたほうが勝つからです。先に書くと、下のふつうのCSSに上書きされて効きません。

ミニ解説その3: 開発者ツールのデバイスモード

毎回スマホを取り出して確認するのは大変なので、パソコンのブラウザにスマホの画面を再現させます。開発者ツール という機能を使います。

開発者ツールにはたくさんの機能がありますが、この章で使うのは「デバイスモード」だけです。ほかのタブは今は無視してください。全部を知る必要はありません。

Mac をお使いの方

Chrome で自分のページを開き、option + command + I を押します。画面の右か下に、ごちゃごちゃした画面が出てきます。これが開発者ツールです。

その中の上のほうにある、スマホとタブレットが重なったアイコンを押してください。表示がスマホの細長い画面に切り替わります。

Windows をお使いの方

Chrome または Edge で自分のページを開き、F12 を押します(効かないときは Ctrl + Shift + I)。画面の右か下に、ごちゃごちゃした画面が出てきます。これが開発者ツールです。

その中の上のほうにある、スマホとタブレットが重なったアイコンを押してください。表示がスマホの細長い画面に切り替わります。

閉じたいときは、もう一度同じキーを押します。

書き写すその1: viewport を足す

<head> の中、<meta charset="UTF-8" /> のすぐ下に1行足します。

index.html+1 / -0
   <head>   <meta charset="UTF-8" />+  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1" />   <title>はるとの記録</title>   <link rel="preconnect" href="https://fonts.googleapis.com" />

書き写すその2: メディアクエリを足す

style.cssいちばん最後 に足します。

style.css+19 / -0
   font-size: 13px; }+ +@media (max-width: 600px) {+.site-header {+  flex-direction: column;+  text-align: center;+}+ +.cards {+  flex-direction: column;+}+ +.container {+  padding: 0 16px 32px;+}+ +h1 {+  font-size: 24px;+}+}

書き終わった style.css の全体です。最後にメディアクエリが1つだけ付いた形になっていれば正解です。

style.css
body {
  background-color: #fbfaf7;
  color: #33312e;
  font-family: 'Zen Kaku Gothic New', sans-serif;
  font-size: 16px;
  line-height: 1.8;
  margin: 0;
  padding: 0;
}

h1 {
  color: #4a6b57;
  font-size: 28px;
  margin-bottom: 8px;
}

h2 {
  color: #4a6b57;
  font-size: 20px;
  margin-top: 40px;
}

a {
  color: #b4703a;
}

.intro {
  color: #6b665f;
}

.icon {
  width: 120px;
}

.site-header {
  display: flex;
  justify-content: space-between;
  align-items: center;
  gap: 16px;
  background-color: #4a6b57;
  color: #fbfaf7;
  padding: 16px 24px;
}

.site-name {
  margin: 0;
  font-weight: 700;
}

.nav {
  display: flex;
  gap: 16px;
}

.nav a {
  color: #fbfaf7;
}

.container {
  max-width: 720px;
  margin: 0 auto;
  padding: 0 24px 48px;
}

.about {
  text-align: center;
  padding-top: 32px;
}

.cards {
  display: flex;
  gap: 16px;
}

.card {
  flex: 1;
  background-color: #ffffff;
  border-radius: 12px;
  box-shadow: 0 2px 8px rgba(0, 0, 0, 0.08);
  padding: 16px 20px;
}

.card h3 {
  margin: 0 0 4px;
  color: #4a6b57;
  font-size: 16px;
}

.card p {
  margin: 0;
  color: #6b665f;
  font-size: 14px;
}

.site-footer {
  background-color: #e8e4db;
  text-align: center;
  padding: 24px;
}

.site-footer p {
  margin: 0;
  color: #6b665f;
  font-size: 14px;
}

.site-url {
  margin-top: 4px;
  font-size: 13px;
}

@media (max-width: 600px) {
  .site-header {
    flex-direction: column;
    text-align: center;
  }

  .cards {
    flex-direction: column;
  }

  .container {
    padding: 0 16px 32px;
  }

  h1 {
    font-size: 24px;
  }
}

保存してリロードし、ブラウザの窓の右端をつかんで、横幅を狭めてみてください。 ある幅を境に、カードがすとんと縦に並べば成功です。デバイスモードで確認しても同じことが起きます。

あなたの番

  • 文字の大きさを調整してください。 メディアクエリの中の h1 { font-size: 24px; } の数字を変えると、スマホのときだけ見出しの大きさが変わります。
  • 余白を調整してください。 .containerpadding: 0 16px 32px;16px を大きくすると、左右の余白が広がります。
  • 直したら 再公開 して、自分のスマホで自分のURLを開いてください。 前の章のURLがここで活きます。今度は読みやすくなっているはずです。

再公開のしかたは前の章と同じで、Netlify の自分のサイトの Deploys タブに mysite フォルダをドロップします。

うまくいかないときは

幅を狭くしてもカードが縦にならない

3つ確認してください。

  1. メディアクエリが style.css のいちばん最後にあるか。途中に書くと、あとのCSSに負けます。
  2. 波括弧の数が合っているか。メディアクエリは @media (...) { の中に、さらに .cards { ... } が入る二重の入れ子です。いちばん外側の } を書き忘れやすいので、ファイルの末尾を確認してください。
  3. viewport の行があるか。スマホでの確認時は、これがないと効きません。
波括弧の対応が分からなくなった

VS Code で { をクリックすると、対応する } がうっすら光ります。正しく入れ子になっていれば、こういう形です。

@media (max-width: 600px) {
  .cards {
    flex-direction: column;
  }
}

いちばん内側から順に閉じていきます。字下げをそろえておくと、目で見て分かります。

スマホで見ても古い表示のまま

再公開(再ドロップ)を忘れていないか確認してください。それでも変わらないときは、スマホのブラウザが古い内容を覚えていることがあります。ページを下に引っ張って再読み込みするか、少し時間をおいてから開き直してください。

こうなっていればOK

うまくいかないときは、この章の完成ファイル一式(ZIP)をダウンロードして続きから進めても大丈夫です。

この章はまだ完了していません。