コース目次 / 第1章

持ち帰り準備 — Pythonを入れる

公式インストーラでPythonを入れて、ターミナルから動くことを確かめます。

第1章 / 全5章目安 約30分この章のゴール: ターミナルで python3 -V(Windowsは py -V)がバージョンを表示する
お使いのパソコン
手順が切り替わります
お使いのエディタ
ファイル操作が切り替わります

ここからはあなたのパソコンの中の話です。ここを越えると、作ったものが手元に残ります。

今日のゴール

ターミナルに Python 3.14.6 のようなバージョンが表示されること。それだけです。

5分やってうまくいかなかったら、いったん止めて構いません。試食に戻って別の言語を試すのも正しい選択です。環境構築で1時間溶かすくらいなら、合いそうな言語を先に見つけるほうが得です。あとで戻ってきてください。

1. Pythonを入れる

Mac をお使いの方

Macには最初からPythonが入っていますが、それは使いません。古いバージョン(3.9)で、Appleが「将来削除する」と予告しているものだからです。公式のものを別に入れます。両方あっても喧嘩しません。

  1. ブラウザで python.org のダウンロードページ を開きます
  2. 大きな黄色いボタン(Download Python 3.x.x)を押します
  3. ダウンロードされた .pkg ファイルをダブルクリックします
  4. 「続ける」「同意する」「インストール」と、すべて初期状態のまま進めます

Windows をお使いの方

  1. ブラウザで python.org のダウンロードページ を開きます
  2. 大きなボタン(Download Python install manager)を押します
  3. ダウンロードされた .msix ファイルをダブルクリックし、画面の案内どおり進めます

これは「Python インストールマネージャー」です。Pythonそのものではなく、Pythonを入れて管理してくれる係を先に入れる形に変わりました。
PATHのチェックボックスはありません。入れ終わると py というコマンドが使えるようになり、初めて py を実行したときにPython本体が自動で入ります(少し待ちます)。
昔の記事にある「Add python.exe to PATH にチェック」は、下の折りたたみにある旧方式の話です。

昔ながらの .exe インストーラを使いたい場合

ダウンロードページのボタンの下に「Or get the standalone installer」というリンクがあり、そこから従来の .exe を落とせます。

その場合は、インストーラの最初の画面のいちばん下にある Add python.exe to PATH に必ずチェックを入れてから Install Now を押してください。チェックを忘れるとターミナルから呼べません(入れ忘れたときは、もう一度インストーラを実行して Modify から直せます)。

なお、この .exe 形式はPython 3.16 以降では配布されなくなると公式に予告されています。これから始めるなら、上のインストールマネージャーのほうが長持ちします。

2. 入ったか確かめる

まずターミナルを開きます。

VS Code をお使いの方

VS Code を開き、メニューの「ターミナル」→「新しいターミナル」を選びます。

ターミナル派の方

「ターミナル」を開きます(Launchpad の「その他」の中、または Spotlight で ターミナル と検索)。

スタートメニューで PowerShell と検索して「Windows PowerShell」を開きます。このタブの手順は PowerShell を前提にしています。

Mac をお使いの方

VS Codeのターミナルターミナル
python3 -V

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

Python 3.14.6 のようにバージョンが出れば成功です(数字は違って構いません)。

このコースでは Python を呼ぶとき、いつも python3 と書きます。 python だと古いほうが動くことがあるためです。

Windows をお使いの方

VS Codeのターミナルターミナル
py -V

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

Python 3.14.6 のようにバージョンが出れば成功です(数字は違って構いません)。

このコースでは Python を呼ぶとき、いつも py と書きます。 Windowsには py という呼び出し係が最初から用意されていて、これがいちばん確実です。

3. 作業用のフォルダを作る

VS Code をお使いの方

デスクトップに seiri-kit という名前のフォルダを作ってください。日本語やスペースは使いません。

作れたら VS Code のメニューから「ファイル」→「フォルダーを開く」で、そのフォルダを開きます。

ターミナル派の方

フォルダを作って、そこに入ります。日本語やスペースは使いません。

ターミナル
mkdir ~/Desktop/seiri-kitcd ~/Desktop/seiri-kit

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

~ は自分のホームフォルダを指す記号で、PowerShell でもそのまま使えます。

これ以降のコマンドは、すべてこのフォルダの中で打ちます。ターミナルを開き直したときは、まず cd ~/Desktop/seiri-kit で戻ってきてください。いまどこにいるかは pwd で確かめられます。

うまくいかないときは

「command not found」「‘python3’ は認識されていません」と出る

まず VS Code をいったん終了して開き直してターミナルを閉じて開き直してください。インストール直後は、開きっぱなしのターミナルが新しいPythonに気づいていません。

まず VS Code をいったん終了して開き直してターミナルを閉じて開き直してください。インストール直後は、開きっぱなしのターミナルが新しいPythonに気づいていません。

それでも出るときは、インストールの方式で対処が変わります。

  • インストールマネージャー(.msix)を入れた場合: py を一度実行すると、そこでPython本体が入ります。少し待ってからもう一度 py -V を打ってください。
  • 昔ながらの .exe を入れた場合: Add python.exe to PATH のチェックを入れ忘れています。インストーラをもう一度実行し、Modify → 次へ → Add Python to environment variables にチェック、で直ります。
Windows で Microsoft Store が勝手に開く

Windowsに最初から入っている「Pythonのふりをした案内役」が反応しています。py を使えばこれを避けられますので、このコースの手順どおり py で打ってください。

こうなっていればOK

卒業まであと3章です。

この章はまだ完了していません。