コース目次 / 第1章

持ち帰り準備 — 手元にプロジェクトを作る

Expo Go をスマホに入れて、パソコンに Expo SDK 54 のプロジェクトを作ります。

第1章 / 全5章目安 約30分この章のゴール: tabi-roulette フォルダができて、エディタで開けている
お使いのエディタ
ファイル操作が切り替わります

ここからはあなたのパソコンの中の話です。Xcode も Android Studio も使いません。

今日のゴール

tabi-roulette というフォルダができて、エディタで開けていること。動かすのは次の章です。

このコースはコース2の修了(Node が入っていること)を前提にしています。まだの方は、コース2の第0章「準備」で Node を入れてから戻ってきてください。ここで Node から入れると、2〜4時間には収まりません。

1. スマホに Expo Go を入れる

App Store(iPhone)または Google Play(Android)で Expo Go を検索して入れます。無料です。試食章で入れた方は、そのままで構いません。

2. Node があるか確かめる

VS Codeのターミナルターミナル
node -v

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

v20.19.0 以上の数字が出れば大丈夫です。Expo SDK 54 が必要とするのは Node 20.19 以上です。

数字が小さいときや command not found のときは、コース2の第0章に戻って Node を入れ直してください。ここだけは避けて通れません。

3. プロジェクトを作る

デスクトップに移動してから、1行打ちます。少し長いですが、意味は下で説明します。

VS Codeのターミナルターミナル
cd ~/Desktopnpx create-expo-app tabi-roulette -t blank-typescript@sdk-54

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

数分かかります。終わると tabi-roulette フォルダができています。

部分 意味
npx create-expo-app Expo のプロジェクトを作る道具を、その場だけ借りて実行する
tabi-roulette 作るフォルダの名前
-t blank-typescript まっさらなTypeScriptの雛形から始める(画面が1枚だけの、いちばん小さい形)
@sdk-54 Expo SDK のバージョンを 54 に固定する

なぜバージョンを固定するのか

ここはこのコースでいちばん大事な決めごとなので、正直に書きます。

App Store と Google Play で配られている Expo Go は、SDK 54 対応のまま止まっています。Expo の新しいSDKは出続けていますが、ストア版の Expo Go はそれに追いついていません(Expo自身が「App Store の審査待ちで、いつになるか分からない」と公式に書いています)。

つまり、何も指定せずにプロジェクトを作ると、いちばん新しいSDKで作られてしまい、スマホの Expo Go では開けません。

この一手間が、このコースを「Xcodeなしで実機まで行ける」ものにしています。新しいSDKを使いたい場合は、開発ビルド(EAS)や TestFlight という道がありますが、どちらもApple Developer Program(有料)や長いビルド待ちが要ります。このコースでは扱いません。
将来ストア版の Expo Go が新しいSDKに対応したら、@sdk-54 の数字を上げてください。先に Expo Go 側が対応していることを確かめてから上げるのが順番です。

4. フォルダの中を見る

VS Code をお使いの方

VS Code で tabi-roulette フォルダを開いてください(「ファイル」→「フォルダーを開く」)。

ターミナル派の方

VS Codeのターミナルターミナル
cd ~/Desktop/tabi-roulettels

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

いろいろ入っていますが、最初に見るのは1つだけです。

ファイル / フォルダ 何のためのもの
App.tsx 画面そのもの。この章から先、ほとんどここだけを書きます
app.json アプリの名前やアイコンの設定
package.json 使っている部品の一覧。SDKのバージョンもここ
assets/ アイコンなどの画像
index.ts アプリの起動口。触りません
node_modules/ 部品の実物。数百MBあります。触りません。消しても npm install で戻ります

package.json を開いて、"expo": "~54.0... の行があることだけ確かめてください。ここが 54 なら、スマホの Expo Go で開けます。

うまくいかないときは

「npx: command not found」と出る

Node が入っていません(npx は Node に付いてきます)。コース2の第0章に戻って Node を入れてください。

Windows で「このシステムではスクリプトの実行が無効になっています」と出る

PowerShell の実行ポリシーに引っかかっています。PowerShell を管理者として実行して、次の1行を打ってから閉じ、ふつうの PowerShell を開き直してください。

Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser RemoteSigned

これは「自分が書いたスクリプトは動かしてよい」という設定で、Node を使う作業では一般的なものです。

途中で止まった / エラーで終わった

できかけの tabi-roulette フォルダをまるごと削除してから、もう一度同じコマンドを打ってください。途中まで作られたフォルダが残っていると、作り直しに失敗します。

こうなっていればOK

卒業まであと3章です。

この章はまだ完了していません。