コース目次 / 第2章
フラグとフェアプレー — 共有しない・持ち出さない
フラグを競技中に共有しないこと、問題や解答を外に持ち出さないこと、他人の成果を盗まないことを押さえます。フェアプレーが競技を成り立たせる土台だと理解します。
フラグは、あなたが問題を解いた証です。この章は、そのフラグと解答をめぐるフェアプレー——競技を競技として成り立たせる、最低限の約束です。
法と倫理ゲート
手を動かす前に
このコースは攻撃の技術に触れます。実習してよい相手は、次の3つだけです。
- (a) 自分で作った練習用のやられ環境(このサイトが配る自作ターゲット)
- (b) あなた自身の許可された環境(自分の Thousand SKY・secret-notes-ctf など)
- (c) CTF 競技の中(規約の範囲で)
実在する第三者のシステムを許可なく触ることは、不正アクセス禁止法に触れます。 このゲートは、その線引きを毎回の入口で確かめるためのものです。詳しくは「セキュリティの法と倫理」へ。
フラグを、共有しない
いちばん大事な一線です。
競技中に、フラグや解法を他のチーム・他の参加者と共有しない。これは、ほぼすべての CTF で明確な規約違反(flag sharing)であり、発覚すれば関係者もろとも失格になります。
理由は単純です。CTF は「自分(たち)の力でどこまで解けるか」を競う場。フラグを配り合えば、その前提が崩れ、真剣に取り組んだ人たちへの裏切りになる。自分の力で立てた旗だけが、自分のもの——この一線が、競技の背骨です。
チーム戦なら、チームの中で協力するのは当然 OK です。線は「チームの外に出さない」。SNS に「フラグ取れた! flag{...}」と貼るのも、まだ大会中なら他人への答え配りになります。
問題や解答を、持ち出さない
大会が終わっていない間、問題そのものを外に出すのも避けます。
問題文・配布ファイル・自分が見つけた解法を、大会中に外部へ公開したりアーカイブに上げたりしない。多くの大会は、問題の再配布や事前・競技中の漏洩を禁じています。問題は主催者(や作問者)の著作物でもあり、勝手に配れば sec-law の著作権の線にも触れます。
「終わってから、許された範囲で writeup を書く」——それが正しい順序です(次章)。
他人の成果を、盗まない
逆向きの話もしておきます。他人のフラグや解法を、盗んで自分のものにしない。
- 他チームの通信やスコアボードから、フラグを盗み見て提出する——これはスコープ外攻撃であり、不正です。
- 誰かの writeup の下書きや、共有された解法を無断で使って順位を上げる——フェアではありません。
CTF の楽しさは、順位そのものより「自分で解けた」という手応えにあります。盗んだフラグは、順位の数字を上げても、あなたの中には何も残しません。解けなかった問題は、大会後の writeup で学べばいい。その学び方の作法が、次の章です。
持ち帰る一言
自分で立てた旗だけが、自分のもの。 フラグや解答を競技中に共有しない・問題を持ち出さない・他人の成果を盗まない。フェアプレーは、CTF を「力を試す場」として成り立たせる土台です。次は、大会が終わったあと——学びを自分の言葉で残す、転載しない writeup の書き方です。
こうなっていればOK
卒業まであと2章です。
この章はまだ完了していません。
保存できませんでした(プライベートブラウズ中かもしれません)。この端末に進捗は残りませんが、先へは進めます。