コース目次 / 第1章
持ち帰り準備 — コンパイラを用意する
MacはCommand Line Tools、Windowsはw64devkitを解凍するだけ。
ここからはあなたのパソコンの中の話です。
Mac をお使いの方
Macは、もう入っているかもしれません。まず確かめます。
Windows をお使いの方
Windowsは、解凍するだけです。管理者権限も、インストーラも要りません。
今日のゴール
ターミナルでコンパイラのバージョンが出ること。それだけです。
Mac をお使いの方
1. まず打ってみる
「ターミナル」を開いて(Launchpad の「その他」の中、または Spotlight で ターミナル と検索)、そのまま打ちます。
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
Apple clang version 21.0.0 (clang-2100.1.1.101)
Target: arm64-apple-darwin27.0.0
Thread model: posix出ないときは「コマンドラインデベロッパツールをインストールしますか?」というダイアログが出ます。「インストール」を押して、終わるまで待ちます(初回は数分〜十数分)。終わったらもう一度打ってください。
これは Apple が配っている開発者向けの道具一式で、C++のコンパイラ clang++ もその中に入っています。ミニ体験コースの Git / Linux をやった方は、もう入っているはずです。
g++ と打っても同じものが動きます。Macでは g++ は clang++ の別名で、本家のGNU版ではありません。このコースの手順はどちらでも同じ結果になりますが、表記は clang++ に統一します。
Windows をお使いの方
1. w64devkit を手に入れる
WindowsでC++を始める道はいくつもありますが、このコースは w64devkit ひとつに絞ります。理由は下の注記に書きます。
- ブラウザで w64devkit の配布ページ を開きます
Assetsの中から、名前にx64が入っている.7z.exeを押します(約60MB)- ダウンロードした
.exeをダブルクリックすると、展開先を聞かれます。C:\w64devkitのように短くて分かりやすい場所を指定して展開します
これはインストーラではなく、自己解凍する書庫です。展開されるだけで、レジストリもシステム設定も変わりません。管理者権限も要りません。いらなくなったらフォルダごと削除すれば、跡形もなく消えます。
2. 開発用の窓を開く
展開したフォルダの中に w64devkit.exe があります。これをダブルクリックしてください。黒い窓が開きます。
これはふつうのPowerShellではありません。コンパイラに必要な設定が済んだ状態の、Unix風のシェルが開きます。このコースのコマンドは、すべてこの窓の中で打ちます。
毎回 w64devkit.exe から開く、と覚えてください。
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
バージョンが出れば成功です。
なぜ Visual Studio ではないのか。Visual Studio Community は7GBを超え、別のエディタが付いてくるので、このサイトで使っている VS Code の流れが途切れます。「15分の試食」に7GBは釣り合いません。
そして正直に書きます。w64devkit は個人が公開しているもので、Microsoft や GNU の公式配布物ではありません。広く使われていて更新も続いていますが、会社のパソコンなど、入れるものに決まりがある環境では使わないでください。その場合は Visual Studio が正しい選択です。
作業用のフォルダを作る
Mac をお使いの方
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
Windows をお使いの方
w64devkit.exe の窓で打ちます。
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
この窓の ~ は Windows のユーザーフォルダ(C:\Users\あなたの名前)を指します。エクスプローラーからも開ける、ふつうの場所です。
日本語やスペースは使いません。これ以降のコマンドは、すべてこのフォルダの中で打ちます。
うまくいかないときは
「command not found」と出る
Command Line Tools が入っていません。もう一度 clang++ --version を打って、出てきたダイアログから入れてください。
ふつうの PowerShell やコマンドプロンプトで打っていませんか。 w64devkit.exe をダブルクリックして開いた窓の中で打ってください。
7z.exe を開こうとしたらセキュリティの警告が出た
Windows は、ダウンロードした実行ファイルに警告を出します。配布元(GitHubの w64devkit のページ)から落としたことを確かめたうえで、「詳細情報」→「実行」で進めてください。
心配なら、無理に進めないでください。このコースは試食章だけでも十分に値打ちがあります。
こうなっていればOK
卒業まであと3章です。
この章はまだ完了していません。
保存できませんでした(プライベートブラウズ中かもしれません)。この端末に進捗は残りませんが、先へは進めます。