コース目次 / 第2章

最初の実行 — 試してから、書く

irb で対話しながら試して、そのままファイルに書き起こします。

第2章 / 全5章目安 約25分この章のゴール: irb で試したことを .rb ファイルにして、ターミナルから実行できる
お使いのパソコン
手順が切り替わります
お使いのエディタ
ファイル操作が切り替わります

Rubyには「先に試してから書く」という独特のリズムがあります。この章ではそれごと覚えます。

1. irb — その場で試す

VS Codeのターミナルターミナル
irb

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

irb(main):001:0> のような表示が出れば起動しています。打ったそばから答えが返る画面です。

Mac をお使いの方

起動したときに英語の警告が出ることがあります。
WARNING: This version of ruby is included in macOS for compatibility with legacy software.
「このRubyは古いソフトのために同梱しているもので、将来のmacOSでは無くなるかもしれません」という意味です。壊れてはいません。第1章で書いたとおり、このコースはこのRubyで最後まで進みます。

打ってみてください。1行打つごとに Enter です。

irb に打つ
1 + 2
返ってくる
=> 3
irb に打つ
"ようこそ" * 3
返ってくる
=> "ようこそようこそようこそ"
irb に打つ
[1, 2, 3].map { |n| n * 10 }
返ってくる
=> [10, 20, 30]

=> のうしろが「答え」です。 puts を書かなくても、irbは最後の値を見せてくれます。電卓のように使えるので、書き方を忘れたときや「これで合っているかな」と思ったときに、ここで1行試すのがRuby使いの習慣です。
抜けるときは exit と打つか、Ctrl + D です。

2. ファイルに書き起こす

試したものが固まったら、ファイルにします。ここからが「道具を作る」ということです。

VS Code をお使いの方

VS Code で nikki フォルダを開いた状態で、「新しいファイル」から hello.rb を作ります。拡張子 .rb まで正確に入力してください。

ターミナル派の方

nikki フォルダの中で、エディタに新しい名前を渡します。拡張子 .rb まで正確に打ってください。

ターミナル
cd ~/Desktop/nikkinvim hello.rb

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

エディタは nvim でなくて構いません。このコースでファイルを開く例はすべて nvim で書きますが、お好みのエディタのコマンドに読み替えてください。

hello.rb
namae = "はると"

3.times do
  puts "こんにちは、#{namae}さん"
end

puts "-" * 20
puts "今日もおつかれさま"

3. 走らせる

VS Codeのターミナルターミナル
ruby hello.rb

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

こう出る
こんにちは、はるとさん
こんにちは、はるとさん
こんにちは、はるとさん
--------------------
今日もおつかれさま

これがRubyの「保存 → 実行」ループです。コース1の「保存 → リロード」に続くもので、言語が変わってもリズムは同じだと分かると、新しい言語が怖くなくなります。
そしてRubyの場合、その手前に「irbで試す」という一段があります。試す → 書く → 走らせる。これがこの言語の標準的な進め方です。

4. 書き換えて、もう一度

はると の部分を自分の名前に変えて保存し、もう一度同じコマンドを打ってください。表示が変われば、ループが回っています。

ターミナルでは上矢印キーを押すと、前に打ったコマンドが出てきます。毎回打ち直す必要はありません。この小技だけで、この先の作業がずいぶん楽になります。

ハマったら

「No such file or directory」と出る

ターミナルがいるフォルダと、ファイルのある場所が違います。

VS Code のメニューから「ファイル」→「フォルダーを開く」で nikki を開き直してから、ターミナルを開き直してください。VS Code のターミナルは開いているフォルダの中から始まります。

cd ~/Desktop/nikki で移動してから、もう一度打ってください。いまどこにいるかは pwd で確かめられます。

irb から抜けられなくなった

exit と打って Enter、または Ctrl + D です。それでもだめなら Ctrl + C を2回。何も壊れません。

日本語が「?」や文字化けで出る

Windowsで古いコマンドプロンプトを使っていると起きることがあります。PowerShell か Windows Terminal を使ってください。このコースの手順は PowerShell を前提にしています。

ZIPで戻したい

このページの下のZIPは、この章を終えた状態のフォルダです。解凍して、その中で作業を続けられます。自分で書き換えた部分は消えてしまうので、先に自分のファイルを別の場所へ待避してから使ってください。

こうなっていればOK

うまくいかないときは、この章の完成ファイル一式(ZIP)をダウンロードして続きから進めても大丈夫です。

卒業まであと2章です。

この章はまだ完了していません。