コース目次 / 第1章
持ち帰り準備 — rustupを入れる
rustup で Rust 一式を入れます。Windowsは追加で数GBかかることを先に予告します。
この章がこのコースでいちばん重いところです。先に正直に書きます。
入るものの大きさ。Macで を合わせて約1.4GB(この教材を書いた環境の実測)。Windowsはこれに加えてVisual Studio Build Tools が数GB入ります。/.rustup と /.cargo
時間はMacで20分、Windowsで1時間前後を見ておいてください。ほとんどがダウンロード待ちです。
待っている間にできること: 試食章に戻って、3つの断片をもう一度いじってみてください。エラーメッセージの読み方に慣れておくと、第3章がぐっと楽になります。
ここで止めても構いません。容量や時間が厳しいなら、別の言語を試食するのは正しい選択です。Rustはあとで戻ってきても遅くない言語です。
今日のゴール
ターミナルで cargo --version を打つと、バージョンが出ること。
Mac をお使いの方
1. rustup を入れる
Rustは rustup という公式の管理ツールから入れます。1行です。
「ターミナル」を開いて(Launchpad の「その他」の中、または Spotlight で ターミナル と検索)、次の1行を打ちます。
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
この1行は Rust公式サイトのインストールページに載っているものです。ネットで見つけたインストールコマンドは、必ず公式ページのものと見比べてから打つ癖をつけてください。
途中で選択肢が出ます。1) Proceed with standard installation (default - just press enter) のまま Enter で構いません。
ダウンロードに数分から十数分かかります。終わるとこう出ます。
Rust is installed now. Great!Command Line Tools が入っていないと、途中で「入れますか」と聞かれます。そのときは案内どおり入れてください(Appleの開発者向け道具一式で、Rustが実行ファイルを組み立てるのに使います)。
2. ターミナルを開き直す
ここが引っかかりどころです。rustup は設定ファイルにパスを書き足しますが、いま開いているターミナルはそれをまだ知りません。
ターミナルを閉じて、開き直してください。
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
rustc 1.97.1 (8bab26f4f 2026-07-14)
cargo 1.97.1 (c980f4866 2026-06-30)Windows をお使いの方
1. 先に知っておくこと
WindowsでRustを使うには、Rust本体のほかに Microsoft の C++ ビルドツールが要ります。Rustが実行ファイルを組み立てる最後の工程で、Windowsの標準的な道具を借りるためです。
これが数GBあります。rustup がその場で「入れますか」と聞いてくれるので、案内に従えば迷いません。ただし時間と容量は本当にかかります。
2. rustup-init.exe を実行する
- ブラウザで Rust公式サイトのインストールページ を開きます
- 64-bit の
rustup-init.exeをダウンロードして、ダブルクリックします - 黒い画面が開きます。ビルドツールが無い場合、ここで「自動で入れますか」と聞かれます。
yで進めてください - Visual Studio Build Tools のインストーラが動きます。数GBのダウンロードと、数十分かかります
- 終わったら、rustup の画面に戻ります。
1) Proceed with standard installationのまま Enter
ここで席を立って構いません。戻ってきたときに Rust is installed now. Great! と出ていれば成功です。
3. PowerShell を開き直す
ここが引っかかりどころです。rustup が PATH を書き換えますが、いま開いている PowerShell はそれをまだ知りません。
PowerShell を閉じて、開き直してください。
行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。
rustc 1.97.1 (8bab26f4f 2026-07-14)
cargo 1.97.1 (c980f4866 2026-06-30)何が入ったのか
| 名前 | 役目 |
|---|---|
rustup |
Rust本体の出し入れ係。版を上げるのも消すのもこれ |
rustc |
コンパイラ本体。直接打つことはほとんどありません |
cargo |
これから毎日打つもの。プロジェクト作成・ビルド・実行・部品管理を全部やります |
これ以降、rustc は打ちません。すべて cargo 経由です。Rustは「道具は1つにまとめる」という思想で、ビルドの設定ファイルを自分で書くことがありません。C++ を触ったことがある人ほど、ここが楽に感じられます。
うまくいかないときは
「command not found: cargo」と出る
ターミナル(PowerShell)を開き直しましたか。インストール直後は、開きっぱなしの窓が新しい設定を知りません。開き直しても直らなければ、パソコン自体を再起動してください。
やっぱり消したくなった
きれいに消せます。これがrustupを使う理由のひとつです。
rustup self uninstall~/.rustup と ~/.cargo(Windowsは %USERPROFILE% の下)ごと無くなります。Windowsで入れたビルドツールは別途残るので、不要なら「アプリと機能」から消してください。
会社のパソコンで、管理者権限がない
Mac の rustup はホームフォルダにしか書かないので、たいてい入ります。Windowsのビルドツールは管理者権限が要ります。そこで詰まったら、いったん別の言語を試食して、自宅のパソコンで戻ってきてください。
こうなっていればOK
卒業まであと3章です。
この章はまだ完了していません。
保存できませんでした(プライベートブラウズ中かもしれません)。この端末に進捗は残りませんが、先へは進めます。