コース目次 / 第1章

持ち帰り準備 — Gitを入れて、名前を教える

Gitを入れて、記録に残す名前を設定し、GitHubに入れるようにします。

第1章 / 全5章目安 約30分この章のゴール: ターミナルで git --version が出て、GitHubへの認証が済んでいる
お使いのパソコン
手順が切り替わります
お使いのエディタ
ファイル操作が切り替わります

ここからはあなたのパソコンの中の話です。入れるものは1つ、設定するのは3行だけです。

今日のゴール

ターミナルに git version 2.50.1 のようなバージョンが出て、GitHubに送れる状態になっていること。

ターミナルを使います。初めての方は、コース2の第0章「準備」に、打つコマンドが実質4つしかないことの説明があります。不安なら先にそちらを覗いてください(このコースに戻ってこられます)。

5分やってうまくいかなかったら、いったん止めて構いません。試食に戻って別の言語を試すのも正しい選択です。あとで戻ってきてください。

1. Gitを入れる

まずターミナルを開きます。

VS Code をお使いの方

VS Code を開き、メニューの「ターミナル」→「新しいターミナル」を選びます。

ターミナル派の方

「ターミナル」を開きます(Launchpad の「その他」の中、または Spotlight で ターミナル と検索)。

スタートメニューで PowerShell と検索して「Windows PowerShell」を開きます。このタブの手順は PowerShell を前提にしています。

Mac をお使いの方

Macには入れる作業がありません。まず、そのまま打ってみてください。

VS Codeのターミナルターミナル
git --version

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

git version 2.50.1 のように出れば、もう入っています。次に進んでください。

出ないときは「コマンドラインデベロッパツールをインストールしますか?」というダイアログが出ます。「インストール」を押して、終わるまで待ちます(初回は数分〜十数分かかります)。終わったらもう一度 git --version を打ってください。

これは Apple が配っている開発者向けの道具一式で、Git もその中に入っています。Homebrew は要りません。すでに入れている方はそちらの Git でも構いません。

Windows をお使いの方

  1. ブラウザで Git for Windows のダウンロードページ を開きます
  2. 64-bit Git for Windows Setup を押します(約70MB)
  3. ダウンロードされた .exe をダブルクリックします
  4. インストーラは画面が10枚以上ありますが、全部そのまま「Next」で構いません。最後に「Install」

1か所だけ見てほしい画面があります。「Choose a credential helper」という画面で、Git Credential Manager が選ばれていることを確かめてください(既定でそうなっています)。
これが第3章でブラウザを開いてGitHubにログインさせてくれる係です。ここを「None」にしてしまうと、あとで送れなくて詰まります。

インストールが終わったら、PowerShell をいったん閉じて開き直してから打ちます。

VS Codeのターミナルターミナル
git --version

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

git version 2.50.1.windows.1 のように出れば成功です。数字は違って構いません。

2. Gitに名前を教える

記録には「誰が」が必ず付きます。先に教えておきます。

VS Codeのターミナルターミナル
git config --global user.name "haruto"git config --global user.email "12345678+haruto@users.noreply.github.com"git config --global init.defaultBranch main

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

3行とも、あなたの値に置き換えて打ってください。 意味はこうです。

行 何を決めているか
user.name 記録に残る名前。本名でなくて構いません
user.email 記録に残るメールアドレス。下の注意を読んでから決めてください
init.defaultBranch これから作るフォルダの、最初の枝の名前。GitHubの既定に合わせて main にします

メールアドレスは公開されます。コミットに書いたアドレスは、GitHubに送った瞬間から誰でも読める状態になります。ふだん使っているアドレスをそのまま書くと、そこに迷惑メールが届くことがあります。
GitHubは身代わりのアドレスを1人に1つ用意してくれています。GitHubの Settings → Emails を開き、Keep my email addresses private にチェックを入れると、そのすぐ上に 12345678+ユーザー名@users.noreply.github.com という形のアドレスが表示されます。それを上の2行目に書いてください。

打ち終わったら、入ったか確かめます。

VS Codeのターミナルターミナル
git config --global --list

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

3行が並んでいれば成功です。

–global は「このパソコン全体で」という意味です。1回やれば、この先どのフォルダでも効きます。

3. GitHubに送れるようにする

第3章で、作った記録をGitHubへ送ります。そのときあなた本人であることを1回だけ証明する必要があります。

Mac をお使いの方

Macには証明の係が付いていないので、GitHub公式の道具を1つ入れます。

  1. ブラウザで GitHub CLI の配布ページ を開きます
  2. ページ下部の Assets の中から、名前が _macOS_universal.pkg で終わるものを押します(約27MB)
  3. ダウンロードされた .pkg をダブルクリックし、すべて初期状態のまま進めます

終わったらターミナルを開き直して、ログインします。

VS Codeのターミナルターミナル
gh auth login

行頭の $ は「ここからコマンド」という目印です。$ は打たないでください。

質問が何回か出ます。すべて Enter でそのまま進めて構いません(既定が GitHub.com → HTTPS → Login with a web browser の順に選ばれています)。

途中で 8文字の英数字が表示され、Enterを押すとブラウザが開きます。その文字をブラウザに入力し、緑のボタンで許可すれば終わりです。

ターミナルにこう出れば成功
✓ Authentication complete.
✓ Logged in as あなたのユーザー名

パスワードはターミナルに打ちません。ログインはブラウザの中で完結し、あとは合鍵だけがMacのキーチェーンに保存されます。ターミナルにパスワードを打たせる手順が出てきたら、それは古い記事です。GitHubは2021年からパスワードでの送信を受け付けていません。

すでに Homebrew を使っている場合

brew install gh でも同じものが入ります。まだ Homebrew を入れていない方は、上の .pkg のほうが速いです。パッケージ管理ツールを入れること自体が、もう1つの環境構築になってしまうためです。

Windows をお使いの方

いま何もする必要はありません。

さっき入れた Git for Windows に、Git Credential Manager という係が一緒に入っています。第3章で初めてGitHubへ送るとき、この係が勝手にブラウザを開いてログインさせてくれます。1回済ませれば、次からは何も聞かれません。

パスワードはターミナルに打ちません。ログインはブラウザの中で完結します。ターミナルにパスワードを打たせる手順が出てきたら、それは古い記事です。GitHubは2021年からパスワードでの送信を受け付けていません。

うまくいかないときは

「command not found: git」「‘git’ は認識されていません」と出る

VS Code をいったん終了して開き直してください。ターミナルを閉じて開き直してください。インストール直後は、開きっぱなしのターミナルが新しい設定を知りません。これで直らなければ、パソコン自体を再起動します。

英語がずらっと出てきて怖い

Gitは出力が全部英語です。読むのは1行目だけで足りることがほとんどです。

そして大事なこととして、Gitは失敗したとき「次にこう打て」を一緒に出してくれます。困ったら、出ている英文の中に git で始まる行が無いかを探してください。だいたいそれが答えです。

こうなっていればOK

あと2章で、あなたのサイトに公開URLが付きます。

この章はまだ完了していません。